機械加工における品質向上のポイント
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4.機上計測の適用事例

4-1 画像計測方式

画像計測方式の適用対象として、「マシニングセンタ」「放電加工機」「研削盤」への適用事例について、それぞれ解説していきます。
 

1.マシニングセンタへの適用
右写真は、マシニングセンタに機上計測を適用した事例です。
代表的なシステム構成図と計測画面の様子を以下に示します。

システム構成図(例)計測画面の様子

計測画面の様子

画面内の十字線(クロスライン)を、ワークの計測したい位置に合わせます。機械側スケールの移動量により、設定した原点から計測位置のX軸・Y軸座標によって、寸法の測定を行います。

マシニングセンタへの適用メリット

機上計測をマシニングセンタに適用した場合の従来との比較を、フロー図で以下に示します。

マシニングセンタに機上計測を適用することで、以下のようなメリットがあります。

機上計測マシニングセンタ適用へのメリット

ワーク取り外し・取り付けが不必要となるので、そのため工数が削減できると同時に、ワーク取り付け誤差を排除できます。

測定を非接触で行うため、作業者による個人誤差を排除することができます。

加工機上で測定を行い、その数値からそのまま補正量の入力等を行えるため、作業時間そのものが短縮できます。

その結果、機上計測を採用することにより、大幅な生産性向上 作業の平易化 歩留り向上 が可能になります。

大幅なコストダウンが実現
2.放電加工機(型彫りワイヤーカット)への適用
左下写真は、放電加工機に機上計測を適用した事例です。
代表的なシステム構成図を右下に示します。

放電加工機への取り付け例システム構成図(例)

計測画面の様子

画面内の十字線(クロスライン)を、ワークの計測したい位置に合わせます。機械側スケールの移動量により、設定した原点から計測位置のX軸・Y軸座標によって、寸法の測定を行います。

放電加工への適用メリット

機上計測を放電加工機に適用した場合、マシニングゼンダと同様のメリットを得る事ができます。

3.研削盤への適用
右下写真は、研削盤に機上計測を適用した事例です。
代表的なシステム構成図と計測画面の様子を以下に示します。

システム構成図(例)計測画面の様子

計測画面の様子

画面内の十字線(クロスライン)を、ワークの計測したい位置に合わせます。
機械側スケールの移動量により、設定した原点から計測位置のX軸・Y軸座標によって、寸法の測定を行います。

通常の成型研削盤に機上計測装置を取り付けることにより、プロファイル研削盤として活躍することが可能になります。

測定計測の基本と応用