測定計測の基本と応用
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5.測定計測に求められている課題

求められる品質とコストの両立

さて、測定・計測の基本から各種測定機器の概要について述べてきました。
これら多種多様な測定機器をフル活用して、高い品質の製品を安定的に生産していくことがあらゆる製造業に求められるところです。
同時に、こうした高い品質を維持するとともにコスト面でも優位性が保てなければ、企業間競争を勝ち残ることはできません。特に現在ではグローバル化が進展しており、ローコストな生産体制を強みとする新興国に勝る生産性が求められているのです。

求められる品質とコストの両立

求められるトレーサビリティーへの対応

また、現在は消費者本位の時代です。万が一製品に不具合などが認められた場合には速やかなリコールが求められます。そうした場合に対してリスク回避手段となるのがトレーサビリティーへの対応です。
トレーサビリティーとは“トレース(追跡)”と“アビリティ(可能性)”を合わせた造語ですが、これは製品の生産情報や流通経路を明確にすることで、その製品の安全性を証明したり、あるいはより正確な品質管理を行うことを指します。
製品不良・リコールを出さない品質管理体制の確立と同時に、万が一の事態のためにはトレーサビリティーへの対応が、現代製造業における必須課題であると言っても過言ではないでしょう。
そうなると測定・検査工程だけでなく、生産プロセスすべてを包括した、全体最適の測定・検査システムが求められるのではないでしょうか。

求められる今後の品質

「検査は付加価値を生まない」のではなく、企業・製品の信頼を確保するものです。
信頼を得られない商品・企業は市場から末梢される運命にある事は、昨今の報道及び市場原理から当然の事となっています。
より効率的で信頼性の高い検査システムへの必要性が急速に求められています。

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